IoTづくり ’s blog

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久しぶりに降雨の予報が出たので、春野菜の仕事をさらに進めました。

久しぶりに降雨の予報が出たので、春野菜の仕事をさらに進めました。昔の先輩方の貴重な教えにもありましたが、近所のコブシの白い花も見え始めたので、芋を起こすのにはちょうど良い頃合いです。つまり、農作業は暦・カレンダーで何月何日と決めるのではなく、その年の木々や花や鳥の鳴き声、山に見える残雪の形などをめやすにして進めなさいという先人の知恵であり、その教えは非常に理にかなっていると思います。

サトイモとヤツガシラの種を芋穴から起こし、仕訳のあとに鍬で畝を立てて種蒔きをして、さらに既に入手していたネギの畝を立てて苗を植え付けました。これだけの作業を一人で、しかも一日のうちにやっつけるのは、結構な重労働です。

サトイモとヤツガシラは去年の秋に収穫して、深く掘ってある芋穴に土をかぶせて寝かせていたものを掘り出して、親芋から子芋を外すなどの仕訳をして、畑に畝を立てて若干の肥料を施し、種蒔きをしました。芋穴による保存性が良いので、収穫時となんら変わらない種芋の残りは、勿論この季節の大切なご褒美としていただきます。

例年どおりサトイモが4畝、ヤツガシラ1畝です。サトイモは我が家で非常に長く耕作し愛用しているねっとりほくほくの触感がたまらない種類ですが、正式な名称(エビイモとか土垂れとか・・・)は不詳です。ヤツガシラはどちらかと言えば茎をズイキ(乾すとイモガラですが、乾さない茎もまた良し)として活用することが多いです。種蒔きしてから芽が出るまでやや時間がかかるため、畝の位置が明確に分かるよう、棒で目印を付けています。芽が出てから草取りや、生育に従って追肥と土寄せを何度か繰り返して、高い畝に仕上げることで、晩秋の霜降前までに丸々とした芋に成長して行きます。ちなみに、わたしは芋に黒マルチは使いません。

サトイモは、お正月料理以外にも様々な料理に利用でき、肉などとも相性が良いので寒い季節に欠かせない根菜です。

 

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[サトイモの種]

 

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[ヤツガシラの種 ]  ・・・・・ 猫の爪のように出てくる白い芽が特徴的です。

 

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正式な名称は不明ですが、根深一本太ネギ系の種類です。今年も日当たり重視で畑の場所を決めて、深い畝に堆肥を施して、最初は根が隠れる程度に土かけをして植えます。根がついてから、成長に従って秋に向けて追肥と土寄せ、草取りなどを繰り返して、白根の部分が長くなるように育てて行きます。ネギは日当たりと水はけと豊富な肥料を必要とし、さらに土寄せなどの手入れも重要となる、かなり手間のかかる作物と心得て付き合い育てます。苗を植えた後に少しくたっとしても、敢えて水やりはせずに雨が降るのを待つのが良いようです。冬になる前にもう一度植え替えして、わざと曲げて育てると、甘味が増してさらに食味が良好になるとも言われています。

鍋物や味噌汁、麺類や納豆のやくみとしてずっと活用でき、日常的に使う機会も多い大切な野菜です。白い部分も体に良いようですが、青い葉の内側のゼリー状の成分には、さらに健康に良い効果が期待できるとの報告があるそうです。

 

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